スギ舌下免疫療法について

こんばんは🎵もう夜も更けて静かな時間を一人過ごすRです(笑)皆様はベッドの中ですか??

ここのところ、日を追う毎に気温も低くなり、体調も崩れ易くなりそうですので、どうか皆様方も体調管理に気を付けられて下さいね~

さてさて、今夜は長きに亘った台湾シリーズ連載も終わり、皆様方が待ち焦がれた舌下免疫療法について、ブログを書こうと思います🎵

皆様はアレルギーをお持ちですか?もし、あるならどんな抗原に対するアレルギーがありますか?

現在日本では、スギならびにダニに対する舌下免疫療法が行われています

この二つの抗原に対する陽性反応を有する方には、舌下免疫療法が保険適応になります😁

スギに対する治療は、下記の2種類があるんですね~①シダトレン(12歳以上)②シダキュア(5歳以上の小児に適応)

以下にその特徴を書きます☆

シダトレン・シダキュアは、スギ花粉を原料としたエキスで、少量から服用する事で体を慣らし、スギ花粉によるアレルギー症状を和らげますが、その他のアレルギーには残念ながら効果はありません😅

  1. 服用開始前にスギ花粉症の確定診断が必要
  2. 初めての服用は、副作用が出現するケースがあります為、医師の監督のもとで行います。 
  3. 治療開始時期はスギ花粉が飛散していない時期となり、年によって異なりますが、1~5月はスギ花粉が飛散している可能性のある時期ので、治療開始は一般的に6~12月となります
    なお、シダトレンは舌の下に薬を入れたまま2分間保持した後に飲み込み、シダキュアはその保持は1分間になります
  4. 対象年齢:シダトレンは12歳以上でシダキュアは5歳以上の小児にも適応
    高齢者の方は、やや効果が落ちると言われます
  5. 最初の1~2週間は徐々に増量し、その後は決まった量を服用します
  6. 1日1回、約3~5年間継続して服用します
  7. シダトレンは冷蔵庫で基本的に保管が必要です
  8. 副作用が出た場合は直ちに中止し、クリニックにご連絡下さい

なお、初回は内服後に、院内にて30分間の経過を診る必要があります💦これは、薬剤によるアナフィラキシーショックの出現の有無を確認しなければならないからです😁

また、シダキュアは新薬であり、平成31年6月までは2週間分の処方となります⏪ここ大事

● アレルゲン免疫療法の1つ

アレルゲン免疫療法には「皮下免疫療法」と「舌下免疫療法」があります
アレルゲン免疫療法は、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与する事で、身体をアレルゲンに慣らす事で体質改善を図る治療法です

● 舌下免疫療法の良さ

舌下免疫療法は舌の下に治療薬を投与する為、皮下免疫療法(皮下注射💉)の様な痛みがなく、自宅で服用が可能な点です

今回港南台どんぐりクリニックでは、従来行って来たシダトレンに加え、平成30年10月よりシダキュアによる免疫療法が導入となっています

来年の春は、今年のそのシーズンと比べても花粉🎄🌁😷飛散量も2-3倍となると予想されてます

その為、もしスギに対するアレルギー反応が陽性な方にはオススメな治療法になります😁

では皆様よい休日を😉

なにか分からない事がございます時には、院長のRにお尋ね下さいね~

蕁麻疹(じんましん)について

こんばんは🎵今夜2回目の登場、スタッフのRです❗今夜はゆっくりブログを更新する時間があるので、蕁麻疹についてもお話をさせて頂きます

蕁麻疹は、見た目も気になり、また痒くて眠れない夜を過ごす事もあり患者さんにはイヤな疾患ですね😢

実際、蕁麻疹と言うものはアレルギー疾患にはなりますが、なかなか原因究明は困難と言われてます

検査には、①スクラッチテスト、②パッチテスト、③RASTがありますが、詳細な問診がなにより大切になると考えられています

蕁麻疹は、急性(発症1ヵ月以内:原因は感染が多い)と慢性(発症1ヵ月以上:原因は不明なものが多い)に分けられます

原因には下記の様なものが考えられています👇

1.感染 2.疲労 3.ストレス 4.時刻・温度・気圧 5.IgE並びに高親和性IgE受容体に対する自己抗体 6.アトピー性皮膚炎 7.食物並びに含有成分(卵白・ミルク・防腐剤・人工色素等) 8.仮性アレルゲンを含む食物(サバ・マグロ等) 9.薬剤 10.寒冷凝集素 11.蕁麻疹を伴う疾患(膠原病・内臓疾患)

では、よりよく皆様に蕁麻疹はなにものなのか?を知って頂く為に、ある製薬会社さんのホームページから拝借させて頂いた説明をご覧下さい💃

蕁麻疹(じんましん) − 蕁麻疹 どんな病気?

どうして起こるの?

私たちの皮膚の表面には角層(表皮の最外層)があり、外部の刺激物などの侵入からからだを守る役目をしています。角層の下に表皮と真皮がありますが、真皮には蕁麻疹の原因となるヒスタミンなどを蓄えているマスト細胞が存在します。マスト細胞が何らかの刺激を受けると、ヒスタミンなどが放出されます。このヒスタミンが皮膚の毛細血管に作用すると、血液成分が血管外へ漏れ出して皮膚にミミズ腫れ、ブツブツ(膨疹)赤み(紅斑)が生じ、また、皮膚に存在する神経に作用してかゆみを生じます。 その発生機序には、アレルギー性と非アレルギー性とがあります。

解説図症例

何が原因なの?

蕁麻疹を起こす刺激・誘因

蕁麻疹を起こしやすい刺激として、食品、薬剤、物理的刺激などがあります。

食品 そば、エビ、カニ、果物など(アレルギーで起きる)
サバ、マグロなどの青魚(魚肉が古くなりヒスタミンが産生される)
豚肉、タケノコ、もち、香辛料など
食品中の防腐剤、人工色素、サリチル酸
薬剤 抗生物質(ペニシリン、セフェム系など)
解熱鎮痛剤など
一部の降圧剤(血管性浮腫の原因になることがあります)
物理的刺激 皮膚のこすれ、寒冷、温熱、日光、圧迫など
発汗 入浴、運動、精神的緊張(冷や汗)など
その他 感染症、疲労、ストレスなど

誘因が明らかでない蕁麻疹

蕁麻疹患者さんの約70%では誘因が明らかではありません(特発性の蕁麻疹)。
このタイプの蕁麻疹は毎日のように自発的に症状があらわれます。特発性の蕁麻疹のうち発症して1ヵ月以内のものを急性蕁麻疹、1ヵ月以上持続するものを慢性蕁麻疹といいます。

発症1ヵ月以内:急性蕁麻疹、発症1ヵ月以上持続:慢性蕁麻疹

蕁麻疹と因子率のグラフ

なお、誘因が明らかでない特発性の蕁麻疹でも、多くの場合、疲労やストレス、感染など、さまざまな因子が症状を悪化させることが知られています。

ヒスタミンの働きを抑えることがポイント

特定の刺激により症状があらわれる蕁麻疹では、特定の刺激を避けることが重要となり、自発的に症状があらわれる蕁麻疹(特発性の蕁麻疹)では、薬物治療をおこないます。

薬物治療

ヒスタミンの作用を抑える薬などが用いられます。
お薬にはたくさんの種類があり、それぞれ異なる特徴や副作用があります。

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  • くすりの種類:
    錠剤(水なしでも飲める口腔内崩壊錠を含む)、ドライシロップ、注射薬など
  • 副作用:
    ねむけ、前立腺肥大や緑内障悪化のおそれなど

お薬を処方される際には、以上について医師に相談してみてください。

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ヒスタミンの作用を抑える薬をのむと眠気が発現したり、注意力や集中力が散漫になることがあります。 自動車運転などの機械操作をする方や受験生など眠気があっては困る方はあらかじめ医師・薬剤師にご相談下さい。

症状が良くなったら薬はすぐに止めていいの?

見た目には症状が消えていても、実は症状が持続していることがあります。決して自分の判断でお薬を止めず、まずは医師に相談しましょう。

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「かきむしり」は悪いの?

蕁麻疹は強いかゆみを伴います。かくと一次的にかゆみが軽減しますが、かきむしりによって、しばしば蕁麻疹の範囲が広がりかゆみが増強します。現在、蕁麻疹にあまりお勧めできる塗り薬はありませんが、かゆいときは冷やすなどの処置も有効です。人によっては、かきむしることにより皮膚を傷つけたり、新たに湿疹を生じることもあります。

かゆみ→かく(気持ちよい→かきむしり、湿疹化)→範囲が広がる

日常の生活で気をつけないといけないことは?

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服の刺激が原因と考えられる場合は、木綿製などの生地が柔らかくゆったりした服装にしましょう。

汗が原因と考えられる場合は、激しい運動は控え、発汗を促すような刺激物の摂取は避けましょう。

以下は蕁麻疹を悪化させることがありますので、十分ご注意ください。

  • 過度の飲酒
  • 生活上のストレス
  • 不定期な生活のリズム
  • 疲労
  • 睡眠不足
  • 特定の食品や薬剤
  • 感染症(かぜなど)

など

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医師・薬剤師の指示や日常生活に関する注意を守りましょう。

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最後にスタッフのRから皆様へ🎵

蕁麻疹になったらお風呂等で温まると、症状が酷くなるケースが多くなるので温めのシャワー🛀がベターです😌また、ストレスはその原因のうちの1つになるから、リラックスする事も大切なのです💓あと、蕁麻疹は表皮でなく、真皮(より深い層にある皮膚)に出てくる症状であり、外用ステロイドには効果がありません😭もちろん、痒みを抑える外用剤は場合によっては処方する事もあります

以上の事を、知っているだけでも、蕁麻疹にどう向き合えばよいかが分かります✨

では皆様、おやすみなさい🌃いい夢💤🎠💤が見られます様に