インフルエンザの合併症

こんばんは🌉

では続きです❗

インフルエンザ感染症には、命に関わる合併症があります😓

以前に抗インフルエンザウィルス剤の『タミフル』の使用時に、異常行動を起こしたりして、小児の死亡事故が報道された事は皆様も記憶にあるかと思います

小児を持つお母様方も、その点はとても心配な事でしょう💧よって、どのように対処すればいいか?またはどのような症状にケアすべきかはきっちりとわかっておくべきです🚨

中でも怖いのが、インフルエンザ脳症です😢👇

インフルエンザ脳症の症状が見られたら

インフルエンザ脳症は、インフルエンザを発症した後に病状が急に悪くなる病気で、主に5歳以下(特に2歳以下)の小児が罹かりますが、年間200~300人にインフルエンザ脳症が発生し、死に至る事もあります😨
インフルエンザの症状に加えて意識障害(呼びかけに答えないなど)、意味不明の言動、持続性の痙攣といった症状が現れますので、このような症状が見られたら、速やかに医療機関を受診しなければなりません

またいくつかの強い解熱剤によりインフルエンザ脳症がより重症化する事がある為、解熱剤の使用については医師に相談して下さいね

では、具体的に👇

インフルエンザ脳症における異常言動・行動の例

  • 両親がわからない、いない人がいると言う(人を正しく認識できない)
  • 自分の手を噛むなど、食べ物と食べ物でないものとを区別できない
  • アニメのキャラクター・象・ライオンなどが見える、など幻視・幻覚的訴えをする
  • 意味不明な言葉を発する、呂律がまわらない
  • おびえ、恐怖、恐怖感の訴え・表情
  • 急に怒りだす、泣き出す、大声で歌いだす

異常行動による事故を防ぐ為に

小児のインフルエンザでは、インフルエンザ脳症とは別に、異常行動が約10%に見られますが、ほとんどが発熱1~2日目に表れ、1~2日間で軽快します

極めて稀な事すが、異常行動の結果、転落等による死亡事故が起こる場合があります(平成21年4月から29年8月までに8件の報告)
また異常行動は抗インフルエンザ薬が使用されていなくても報告されていますので、小児・未成年者がインフルエンザと診断され、治療を開始してから少なくとも2日間は、異常行動による事故を防ぐ為に、自宅で小児・未成年者が一人にならないように注意して下さい

イメージイラスト

異常行動の例

  • 突然立ち上がって部屋から出ようとする
  • 興奮状態となり、手を広げて部屋を駆け回り、意味のわからない事を言う
  • 興奮して窓を開けてベランダに出ようとする
  • 自宅から出て外を歩いていて、話しかけても反応しない
  • 人に襲われる感覚を覚え、外に飛び出す
  • 変な事を言い出し、泣きながら部屋の中を動き回る
  • 突然笑い出し、階段を駆け上がろうとする

異常行動による転落などの事故を防ぐ為に、次のような対策を取って下さい

対策の例

(1)高層階の住居の場合

  • 玄関や全ての部屋の窓の施錠を確実に行う(内鍵、補助錠がある場合はその活用を含む)
  • ベランダに面していない部屋で寝かせる。
  • 窓に格子のある部屋で寝かせる(窓に格子がある部屋がある場合)

(2)一戸建ての場合

  • (1)に加え、できる限り1階で寝かせる

皆様、如何だったですか?『備えあれば憂いなし』と言います😉ではでは~👋