インフルエンザの治療薬

はい✨また再び参上🏃

では、続きのインフルエンザの治療薬について

現在、日本でも幾つかの治療薬が保険適用になっておりますが、平成29年に厚労省から認可された、内服薬の『ゾフルーザ』は、1回限りの服用で効果を発揮すると言われており、今年のインフルエンザ感染症に対する治療も私見ですが劇的に変わる可能性があるかなと思います

また、吸入剤としては、『イナビル』がありますが、こちらも1回限りの吸入で確実な効果が例年の治療でも認められており、有用な治療法と考えます

では、これらも含めて、治療薬にはどんなタイプがあるでしょうか?以下をご覧下さ~い👇

インフルエンザの治療

インフルエンザの主な治療法は、抗インフルエンザウイルス薬の使用ですが、抗インフルエンザウイルス薬は、インフルエンザ発症から48時間以内に使用すると、ウイルスの増殖を抑えて、発熱などの症状が消えるのを早めたり、体外に排出されるウイルスの量を減らすなどの効果があります

それ以外には、症状を和らげる治療として高熱には解熱剤、咳には鎮咳薬(咳止め)、痰がひどい場合は去痰薬(痰を切れやすくする)などが使われる事があります

抗インフルエンザウイルス薬が処方されたら

現在日本で一般的に使われている抗インフルエンザウイルス薬には、飲み薬(2種類)、吸入薬(2種類)、点滴注射薬(1種類)があり、それぞれ用法・用量、期間(何日間の服用が必要か)が異なります

症状が出始めてからの時間や、病状によって、医師は一人ひとりの患者さんを診て抗インフルエンザウイルス薬を使用するかどうかを判断しますので、必ず医師の指示に従って下さい💦

家族がインフルエンザに罹かった時は

同居している家族がインフルエンザに罹かった時は、家庭内での感染を防ぐ事が非常に重要です、以下の事に注意して看護して下さい👇

患者さんを見守るポイント

インフルエンザの治療を受けた後でも次のような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう

また、それ以外でも、いつもと様子が違って心配な場合は医療機関に相談して下さい

受診する時はマスクを着用し、咳エチケットを心がけるとともに、公共交通機関の利用はできるだけ避けましょう

小児の場合

  • 手足が突っ張る、がくがくする、眼が上を向くなど、痙攣の症状がある
  • ぼんやりしていて視線が合わない、呼びかけに答えない、眠ってばかりいるなど、意識障害の症状がある
  • 意味不明な事を言う、走り回るなど、いつもと違う異常な言動がある
  • 顔色が悪かったり(土気色、青白い)、唇が紫色をしている
  • 呼吸が速かったり(1分間に60回以上)、息苦しそうにしている
  • ゼーゼーする、肩で呼吸をする、全身を使って呼吸をするといった症状がある
  • 「呼吸が苦しい」、「胸が痛い」と訴える
  • 水分が取れず、半日以上おしっこが出ていない
  • 嘔吐や下痢が頻回に見られる
  • 元気がなく、ぐったりしている

成人の場合

  • 呼吸困難または息切れがある
  • 胸の痛みが続いている
  • 嘔吐や下痢が続いている
  • 3日以上発熱が続いている
  • 症状が長引いて悪化してきた

では、次回はインフルエンザ罹患時に時として見られる、異常行動ならびに、その対処法についてご説明させて頂きます😉